マダムN

2008年5月7日 子供の学校
マダムNは、次女のフランス語の先生。週に一度、個人授業を受けている。

(と、言うと、「エー、ご主人、フランス人なんでしょ?それなのにわざわざ習うの?」なんて、おめでたいこと言ってくる人が多数いて、うんざりする。親の片方が外国人だからって、子供は自動的にその親の言語を習得するわけではないのだ。日本人だって、学校行って、読み書き習って、まともに日本語操れるようになるわけでしょーが。)

えー、それで、マダムN。
彼女のご主人は日本人で、お子さん方がまだ小さな頃は、ご主人の赴任先である世界の各地を家族で移動していたが、子供の将来を考えたときに本拠地を定めようと考え、それは、日本となった。
「彼は、子供の教育を日本で受けさせたかったの」
そこで、マダムNと子供たちは日本で暮らし、ご主人は相変わらず世界を点々とする生活を送った。マダムNは、そのとき、日本語もできず、日本の習慣も知らず、日本の学校のシステムも理解できず、ひとりぼっちで、それはそれは苦労したらしい。
(そのときの苦労話をうかがうと、彼女の目に涙が浮かびそうになるので、私は早々に切り上げる)

今、お子さん方は大きくなり、マダムNは、ご主人の赴任先や、自分の実家があるフランスを自由に行き来している。
そして、大変根気強く、私の娘にフランス語の読み書きを教えてくれている。

本日は午前中、次女のクラスの生活科のお出かけに付き添った。暑かった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索