エネの

2011年10月9日 エネのこと



を診てもらうために大学病院へ。

生活に支障をきたすほどの痛みがないのなら放っておくということになり、もう来なくてよいとのこと。もし痛くなったら、とりあえずO整形外科へ行くようにとのこと。
あーよかった。

昨晩、H医院の診察券とお金を持たせたのに、エネは予防接種を受けずに7時頃帰ってきた。
「だって、放課後に大好きなN先生の特別授業(物理・希望者が受ける)があったんだもん。あたし的には、インフル・ワクチン<物理だもん」
と、しゃーしゃーとおっしゃる。

明日も学校、月曜は放課後にピアノのレッスン、火曜は部活で、水曜は塾…そしてさ来週から試験に突入…
この先、ワクチンの接種を受ける暇は当分ないろう。

「へー。そんなら、インフルエンザに罹っても、お母さん、看病しないからね」
と、意地悪のひとつも言いたくなったが、我慢した。

とはいえ、彼女の財布に私の4000円が入っていることを、忘れてはならぬ!

フランス大使館からエネに防衛準備召集が来た。

現在、フランスでは、16 歳から18歳の男女すべてに対して1 日の防衛準備召集が義務付けられている。
8月に16歳になったエネも、フランス人として、2年以内にこの召集に応じなければならない訳。

しかし、私はこの召集に反対だし、日本でのほほんと女子高生をしているエネにとっては、寝耳に水の話。
フランス国籍を離脱するしかないだろう。

「自分の娘がフランス人じゃなくなるのは辛い」と、夫は言うが。

「そんなパパの気持ち、わかる!」と、カデットは言うが、
「それなら、カデットちゃんも一日フランスの兵役に行くの? 日本人やめて、フランス人になるの?」と、訊ねると、
「それは…」と、答えに詰まる。


大抵の日本人は気が付いていないけれど、日本の国籍はとても貴重なもの。
外国人になってしまったら、在留資格を得ることすら難しいのでである。
彼女たちに、日本の国籍を捨てるという選択はないだろう。

が、隣町であった。

エネはボランティアとして参加し、
1ヶ月くらい前から打ち合わせや準備を重ね、
この週末の本番でよく働き、
最後は打ち上げに参加した。

いろんな人たちと出会い、世界を広げるエネ。
の発表の場に行った。
昨日の夜帰国した夫と、カデットと3人で。

会場で、先生がた(去年担任だった先生や、顧問だった先生も来て下さった)と、エネの親友ご家族(こちらも両親&妹の同じ家族構成)に会った。

夫&カデットは今度の土曜の便で、私&エネは8月8日の便で発つことになった。
で。
チケット予約の画面にパスポート番号を入力するとき、なななんと、エネのパスポートの期限が切れていたことが判明した!


ので、今日、3時に新宿で待ち合わせて一緒に申請しに行くことに。
私は今朝、太極拳の稽古の後、他の用事も済ませてから、本籍のある区役所へ行って彼女の抄本をゲット。案外早く新宿に着きそうなので、今日は午前授業だし、もうちょっと待ち合わせを早くしない?と、彼女の携帯に電話したら…
「てゆうか、3時でも無理。今、部室の掃除始めたんだもん。4時にしてくれない?」だと!

なんつー態度。誰のためにあたしは…!!と、怒りが込み上げてきたが、怒るとさらに暑くなるので、むすっと新宿のデパートをうろうろ。洋服も靴もバッグも仕舞うとこないんだからもう買わないと決めていたので、ちっとも楽しくない。
買えるとしたら、場所を取らないアクセかね?なんて、ジュエリー売り場を冷やかしていたら…
呼ばれてしまった…
限りなく無色に近い8個の小さなブラウンダイヤが菱形を作っているプラチナのネックレス…
控え目だけど芯のあるキラキラ感にひかれる…
ウチは夫がカトリックなので、私が十字架のネックレスを付けることはできない。
ハートは甘すぎて私は苦手。
でもこのデザインなら…

頭を冷やすために、靴売り場とバッグ売り場を回った。
「今年はすでに、たくさん仕事をした…。子供たちの面倒、あたし一人で見てる…。こないだは一人でガスレンジ治した…。フランス行くの、ストレスだよなあ…」
買う理由が十分見つかったので、売り場にUターン。
「お帰りなさいませ~」
ここは、あたしのウチか?


「まったく!エネちゃんが待ち合わせの時間延ばすから、お母さん、ネックレス買っちゃったじゃないの!」
パスポートの申請場で、エネを責めた。
「えええ?あたしのせい?あたしの、お・か・げ。でしょ?」

あたしたち、馬鹿親子だね?

ところで、彼女のパスポートが出来上がるのは8月2日。でも、彼女は8月2日の朝から6日の夜まで合宿に行く。7日の土曜はパスポートの交付をしていない(←なんて不便なんだ!)。だから、出発当日の8日の朝、受け取りに行くことになった。気忙しすぎ!


家に帰って、夫と三鷹の国立天文台に行っていたカデットにネックレスを見せたら、
「きゃあああ!!綺麗すぎて、吐きそう…」だって。
「ねえ、お母さんが死んだら、お姉さんとじゃんけんして、どっちがもらうか決めてね」
と言ったら、
「やだ、ぜったいわたしがもらう!じゃんけん、ズルしてでもわたしがもらう!」
だって。
もー、どいつもこいつも…


先日、エネが登校した後の台所に、彼女のランチバッグを発見。
「あ!忘れてってる!!」
で、通勤の途中で届けるよう、夫に託した。
だって、せっかく自分で腕によりをかけて作ったお弁当、食べられなかったら、悲しいじゃん?

というのも。
高等部に進んで給食のなくなった彼女は、毎朝自分でお弁当を作っている。
私が朝に弱くて、
「早起きしてお弁当を作ると、一回につき、3日寿命が縮まる」
などという、母親失格的発言をしたせいなのだが、作り始めたら
「楽しいよ? 全然イヤじゃない。お母さんは、ゆっくり寝てなさい」
と、言ってくれた。
機嫌よく、毎日工夫を凝らして、色とりどりのお弁当を作っている。

「定期テストの間くらい、お母さん作るよ?」
と、申し出たが、
「朝早くに、ひとり、台所でお弁当を作るのは、私にとってすごくいい時間で、逆に誰にも邪魔されたくない感じなの」
と、おっしゃる。

出来た娘だなあ。
あたしなんて、社会人になっても、同じく社会人だった母に、お弁当を作ってもらっていたダメ娘なのになあ。



だもんで、もって帰ってきた弁当箱を愛情込めて洗う(?)だけが、私の役目。
(当然、弁当箱はいつも空。だって、自分の好きなものしか入れないもんね)

象の餌?

2010年5月28日 エネのこと
「忙しかったから、お昼は、干し芋とリンゴ一個だけ食べた」
と、学校から帰ってきたエネに言ったら、
「象の餌みたいだね」
だって。むかっ!

でも、夕飯に、鶏のから揚げ作ってくれたから許す。
(ちゃんと、生姜とにんにくをすりおろしてたし!)
んでー、
「ちゃんと、たんぱく質も取らなきゃダメだよ」
だと。お前は、あたしの母親か?

でも、試験前でベンキョーしなきゃならないのに、
すぐ、新聞を読むことに逃げるから、怒ってやった。
やっぱり、あたしが母親だ。

行きがかり上、ツィッターを始めた。

と、言ったら、エネが、
「えー、あたしもやってるんだよぉ」
と言うので、フォローし合うことに。

親子でツィッターって、なんだか微妙だ。
便利な事もあるけど。

彼女をフォローする人は日に日に増えていく。
自己紹介に「演劇をやっている女子高生です」
なんて、書くからだよ、ばか!
3年生のときのクラスのお友達総勢20数人でカラオケに出かけたのである。

その1週間ほど前から、くよくよ悩んでいた。
「どーしよー、歌わないわけにいかないよねえ?
音痴なのに困ったよおおおおお!(泣)」

そこで。
「そーゆー場合は、
①小さい声で歌う歌 ②みんなが知らない歌
じゃね?」
と、賢明な母のアドバイス。
「でも、そんなんでダサいウタ歌いたくないもん」
音痴の癖に生意気な!
「いーのがあるよ、お母さんに任せなさい」
ああ、君は素敵なオカアサンのお腹から生まれてきてヨカッタネ!

とゆうわけで、デビュー曲はコレ↓

http://www.youtube.com/watch?v=BFjhCxFDfwA

一週間練習して、結果は60点でしたと!
「みんなの中で最低だったよ・・・」

でも、カヒミ・カリィだって音痴だから、
自分の曲をカラオケで歌っても、絶対高得点にはならないと思うのよね。
耳鼻科に通う私とカデットを尻目に、
「あたしは今年、全然症状が出ないわぁ。花粉症、治っちゃったみたい♡」
などとほざいていたエネだが、いきなりノックアウトされた。


朝、起きるなり、
「鼻が、鼻が、鼻水があ…」
シュッシュッチーンズルズル × 10

「学校の帰りに直接、耳鼻科に行っといで!うんと待つから、覚悟してくんだよ!」
「ふぁーい」

アレグラ錠60mg 1日2回朝夕食後 14日分
パタノール点眼薬0.1%(5mL)
ナゾネックス点鼻薬50u56噴射用 1日1回

去年と同じ処方。

花粉を舐めるなよ?

音痴

2010年2月22日 エネのこと
エネは極度の音痴である。
小さい頃から音楽教室へ連れて行ったり、
ピアノの先生に相談したりしていたが、治らなかった。
本人も悩んでいたが、根が楽天的なので、
「もお、あたしは一生音痴な人ってことでいいわ!」と、あきらめていた。
それに高等部へ行けば芸術は選択なので、この悩みから解放されるはずだしって…

ところが、どうやら、この悩みは一生付きまとうということに、最近気付いた。
それは「カラオケ」。
友達から誘われるのを、今までなんとかかわしてきたけれど、そろそろ限界かも?みたいな…
「一生カラオケ断り続けるなんてできないよぉ!お母さん、どうしよう!」
どうしようって…。むむむ…。
「そーだ、Soちゃんにナントカしてもらおう!」

Soちゃんは、私の友人で、2年前からエネにピアノを教えてくれている人。
音楽の仕事が本業で、ピアノ教師ではないのだが、その腕前と教養とセンスと人柄が素晴らしいので、頼み込んで特別に教えてもらっている。
ので、月謝袋に筆ペンで大きく、「音痴治してやって。よろしく」と書いて、もって行かせた。

最初は、ことの次第が飲み込めなかったらしい。
「音痴って…?どういうこと?」
「歌うと、お母さんに『お経みたい』って言われるよ」
「じゃ、ちょっと歌ってみて」
「♪♪♪♪♪♪~」
「うわー、ホントに音痴だ!音痴って、こうゆーののこと言うんだ!いやー、すごいね!ここまですごいと、これも一種の才能だよ?」
Soちゃんのお母さんは、正真正銘ピアノ教師だし、兄弟もバイオリン弾きだし、仕事仲間は当然音感の優れた人ばかり。音痴な人に始めて遭遇したようで、それはそれは衝撃的だった模様。

「うーん、でも、ここまでひどいと、よっぽど努力しない限り、治らないと思うよ?」
エネ、涙目。
「いや、だから、がんばろう。俺もいろいろ考えるからさ」

とりあえず、いくつかの練習方法を教えてもらってきた。
夕飯の後、ピアノを弾きながら、練習している…
カデットは耳を塞いで、自室に逃避…
私は台所を締め切って洗い物に専念…

早くエネの音痴が治りますよーに!

こないだのバレンタイン・デイ、エネは小学校時代に仲良しだったお友達2人と遊んだ。
それぞれ別の学校に進学したし、一人は卒業時に引っ越してしまったので(と言っても都内だが)、3人で会うのは3年ぶり。

カフェでお昼を食べて、映画を見て、プリクラを撮って、引っ越したお友達の家でお夕飯を頂いたとのこと。

撮ってきたプリクラを見て…
3人とも、ほんっとに、成長したなあと。
3年前はランドセルしょってたのに…
今はみんな、おしゃれな若い女性といった感じで…

3年でこんなに変わるんだわー。
虫が羽化したというか、花の蕾が開いたというか。
恐れを知らない無敵なエネルギーを発散させている。

自分の子は毎日見ているから気付かないけれど、
お友達と一緒の写真を見て、変化をしみじみと感じた。


人生、何時だって今が旬だと思っているけれど、彼女たちの新鮮さには悔しいが負ける…


春からは高校生の彼女たち。
3年後にはどうなっているんだろう?
大学受験などを経て、大人への一歩を踏み出していることだろう。
3人とも輝きを失わずに、素敵な大人の女性になって欲しいわぁ。

先週の日曜にエネが合宿へ発った。
月曜、彼女宛にZ会から郵便物が届いた。
普段なら封を切らずに本人に渡すのだが、
ふと思い立って、開けてみた。
そしたら!!!!!!!

びっくり仰天の事実が判明した。
何と、1年半も、彼女は答案を提出していなかったのである。
中2の後半から、中3の終わりである現在まで、まるっきりの未提出。

毎月、振込用紙が届くたびに、
「ねえ、Z会、ちゃんとやってるの?」
と聞くと、
「やってる」
と応えるから、せっせと払い続けてたのに!15,100円!

はらわた煮えくりまくりのままの2日を過ごし、水曜の夜に帰ってきたエネに怒りをぶつけた。
「ねえ、これ、どうゆうこと?」
「ごめんなさい」
「やってるって言うから、毎月払ってたのに!」
「やろうと思ってたの…」
「馬鹿!嘘つき!」
「ごめんなさい」
「やらないなら、やらないって言えばいいでしょ?何で言わないの?」
「だから、やろうと思ってたの。」
「じゃあ、何でやらないの?」
「私の意志が弱いからです…」
「これ、全部終わらせるまで、外出禁止、テレビ禁止、読書禁止だよ」
「!!!!」
有無をも言わせない私の態度を見て、その瞬間から、彼女は机に張り付いてやりだした。
国数社理英+作文の6教科 × 約18か月分。
提出枚数は295枚。
がりがりがりがりやり続けて…

今日、終わらせた!
数学の、学校のカリキュラムと沿わないいくつかの単元を除いて、全て終わらせた。
(一枚、一枚、私がチェックしたのだ。)
入試関連で学校の休みが多いのが幸いだった。

でもさ、15,100円×18ヶ月の27万1800円を、十日足らずでこなされると、なんだか微妙な気持ちになる…
エネができるヤツなのか?
それとも、Z会が緩いのか?
たぶん後者だろう…


いずれにしても、今年度限りで退会決定!

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