パリにて。人々の人生を5分だけ切り取ったもの、18個分。

しかし、生粋のパリジャンの姿は少なくて、移民や外国人のエピソードが多い。

「16区から遠く離れて(16区)」が、素晴らしかった。せわしく、だけど寡黙な時間の流れのなかで、移民の、若くて貧しい母親の、わが子を思う気持ちが切なく、私の胸に刺さった。

それと比較すると、大御所ジュリエット・ビノッシュを使った諏訪敦彦の「ヴィクトワール広場(2区)」は、大げさな母性で、ちょっとダサい。

「チュイルリー(1区)」は、コーエン兄弟のお遊びね。それにしても、スティーヴ・ブシェミ、年取ったなあ。10年位前にカンヌで実物を見たときは、それなりにフレッシュでしなやかな感じだったんだけど。

それに対して、ジーナ・ローランズ!「カルチェ・ラタン(16区)」。もう、大御所過ぎて、年取るの忘れた感じだわー。ジェラール・ドパルデューの、彼女に対するオマージュが、ひしひしと感じられた。

クリストファー・ドイルの「ショワジー門(13区)」は、しょーじき期待はずれ。

14区(14区)、勤勉なアメリカ人女性のフランス語はへたっぴだ、ということになっているようですが、彼女のフランス語は、文法的にも正しくて、とても丁寧なフランス語ですよ?そりゃー、多少アクセントはあるけれど、大変立派なフランス語です!!

「お祭り広場(19区)」、泣いた…

あと、「マレ地区(4区)」にマリアンヌ・フェイスフルが出てたのに、気がつかなかったのが不覚!

それから、夫の実家のある15区がなかったのが残念!

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