待つ女

2008年5月16日 映画
邦題がちょっと…
思わせぶり(やらしい感じ)だよねえ。
原題は「7ans」(7年)だよ?

ま、それは、いつものことだから、しょうがないとして。

刑務所に7年服役しなければならない夫を、待ち焦がれ、面会に行くたびやるせなさが募り、看守の男と関係を持ってしまう…

確かに、ストーリーだけ書くと、単なるいかがわし系なんだけど、そうはさせない映像の底力が、ここにはある。

主人公のヴァレリー・ドンゼッリは、田舎の風景が似合う。『マルタ…、マルタ』(サンドリーヌ・ヴェッセ監督←大好き!)の時もそうだったけど、フランスの田舎の深い緑のグラデーションに、すごく映えるのだ。霧がかかったような空気のなかで、凛とした表情で佇んでいると、それだけで、十分スタイリッシュな画になってしまう。

だから!この映画は、ひたすら彼女を鑑賞すればいい。田舎のちょっと貧しげな、でも風情のある一軒家で暮らす彼女、夫の服にアイロンをかけてゲランの香水をふりかける彼女、刑務所の壁で並ぶ彼女、隣の家の子供の世話をする彼女、その子供と雪山で過ごす彼女。

看守との性的関係なんて、はっきり言って、どーでもいいのだった。

本日。
次女は腹痛を訴えることも無く。
ビスケットを食べている彼女のすぐ近くで。
「あなたが口の中でビスケットを噛む、サクサクいう小さな音がとても可愛いわ。きっと小鳥がビスケットのかすをついばむときも、そういう音がするんでしょうね」
と言ったら、大きな目で、ギロリとにらまれた。

お風呂上りに突然、わあわあ泣き出した。学校で先生に2回も怒られたことが、悔しくて、悲しくて、腹が立ったのだ。
日記にも、「さいあくだった(×50回)。もう一生学校へ行きたくない」と書いてあった。何故怒られたのか、その理由は、絶対に言わない。
「お母さんは怒らないから、言ってごらん」と言っても、
「それは、わかってる。でも、言おうとすると、胸が苦しくなって、頭がおかしくなる」と言うので、無理に聞き出すのは、やめた。

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