不完全なふたり

2008年5月17日 映画
仏語題は、Un Couple Parfait (完全なふたり)なんだけど。

監督は日本人だから、故意に使い分けたんだろうね。フランス人用と、日本人用と。
このカップルは、劇中で友人たちにしきりに、「あなたたちは、Un Couple Parfait」と言われていたから、皮肉を込めてつけたのが「完全」。その辺りのウィットを察するのが難しい日本人には、「不完全」。

それで。
フランス人が作る映画以上にフランス映画らしい映画だった。
監督はフランス語がわからず、台詞や演技は現場のスタッフや俳優に委ねられていたそうだから、そのためか?そのこと自体は、良くも悪くも無いけれど、「既にどこかで見たことのあるようなフランス映画」になってしまったのが、残念である。

でも。
私は長年の、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ ファンなので(93年の「おせっかいな天使」←メルヴィル・プポーとの共演!素晴らしい!以来)、彼女をじっくり堪能できて、楽しかった。彼女って、カーラ・ブルーニ(元スーパーモデルで、その後シンガーソングライターになって大ヒットを飛ばして、最近、サルコジ大統領と結婚した)のお姉さんなんだけど、そのこと、みんな(みんなって誰だ?)知ってるのかなあ?

舞台となっているロダン美術館。
長女が1歳のとき、ベビーカーに乗せて、行ったことがある。そのあと、ボン・マルシェ(デパート)に行って、夫の実家に戻ると、長女の靴が、片方無い!自分で脱いで、どこかに放り投げたに違いない!でも、どこかって、どこ?で!まず、ロダン美術館に電話して、探してもらった。館内はそれほど広くないけれど、庭は結構広いので、ちょっと恐縮しつつ…「マダム、残念ですが、お嬢さんの靴の片割れは、見つかりません」。次!ボン・マルシェ!「赤ちゃんの靴でしたら、片方、受付でお預かりしています」よかった!!
と、なんとも即物的な思い出が蘇ったのであった。

本日。
次女は便秘に悩み、長女は下痢に苦しんでいる。いったい、この家は、どーなってるんだ?

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