ル・クレジオ

2008年10月12日 読書
午前中、夫が寝室やリビングの本棚をごそごそやっている。しばらくして、ニコニコしながら、
「2冊見つけた!」

ル・クレジオの、「Le Chercheur d’Or(黄金探索者)」と、「Hasard : suivi d’Angoli Mala (偶然 帆船アザールの冒険)」である。

「『Le Chercheur d’Or』は、読んだの覚えているけど、『Hasard : suivi d’Angoli Mala』は、読んだ覚えないなあ…」
「だって、それ、あたしが買ったんだよ?」
「あ、そうだったのかー。じゃ、読んでみるよ。君、『Le Chercheur d’Or』、まだ読んでなかったら、読んでみれば?」

なんで、ノーベル文学賞を取ったからって、突然、ル・クレジオを読まなきゃならないの?私には、夫のミーハー心が理解できない。

それにしても。
つくづく、村上春樹が取らなくて良かったなあと思う。だって、もしも彼が取ったら、日本中大騒ぎで、鬱陶しくてかなわないだろう。本屋は彼の本で埋め尽くされて、相対的に、私の読みたい本の置かれる面積が(ただですら少ないのに)、ますます少なくなるではないか?
きっと、ご本人だって、そういうお祭り騒ぎは好きではないのでは?

それなのに夫、
「来年はムラカミが取ればいいのに」
だって!(ハルキ・ムラカミ作品は、たくさん仏訳されていて、夫は、彼のファンで、周りのフランス人にも勧めまくっている)

もー!!
離婚しようかしら?

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