出生届

2008年10月26日 家族・子育て
出生届
夫のビザのために、戸籍謄本を取り寄せた。

しみじみ眺めると、なかなか興味深い。

長女の出生届けも、次女の出生届けも、出生の日から8日目に、私が提出している。
出産して、退院して、自宅へ戻った翌日に、私が区役所へ行ったのだ(ここでも外国人夫は役に立っていない…)。
病室で、名前のこと、漢字のことなどを話し合った記憶がある。

私の出生届けはというと。
出生の日、当日に、父が提出している。
私が生まれるとすぐに、出生証明書を病院で貰って、区役所へ届け出たのだ。
名前も、事前に決めてあったのだろう。
初めての子供を授かって、嬉しくて仕方のない、まだ若い父の様子が想像できる。

そういえば。
私が長女を生んだとき、翌日に父が、赤ちゃんを見に病院へやって来た。父の住まいからは、近いとはいえない病院だったのに、そのまた翌日も、赤ちゃんを見にやって来た。
「目をつぶると、赤ん坊の顔が、ちらちら浮かんできて消えないんだ。会いたくて、会いたくて、たまらなくて、また来ちゃったよ。まるで、初恋だな」
などと、言っていた。

父は難しい性格で、母と上手くいかず、離婚して、私自身も相当嫌な思いをした。憎しみを抱いていた時期もあった。でも、こういうことに思いを馳せると、許す心境にはいたらなくても、頑なな気持ちが少しずつ緩む。

私に子供が生まれて、父と母には、祖父母という共通の役割ができて、二人は交流するようになった。少なくとも、子供たちの前では、普通の「おじいちゃん」と「おばあちゃん」のふりをしている。

昨日、娘たちの成長ぶりを喜ぶ父と母を見て、子供を生んでよかったなあと思った。

それに、今日、長女が。
朝食にフレンチトーストを、夕食には、「カレーになりたい!」という本を熟読して、素晴らしいカレーライスを作ってくれた。極楽、極楽。ほんと、生んでよかったあ。

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