長女が昼前に、
「今日、何日だっけ?」
と訊くので、
「22日だよ」
と新聞を読んでいた私が答えたら、
「ギャー、今日、英検の面接の日だあ!」
「え?何時から?」
「10時から」
「もう、終わってるじゃん!!!!!!」

馬鹿っ、馬鹿っ、馬鹿っ!!!
いくら罵っても、罵り足りない。

「でも、筆記受かってるから、次回は筆記なしの面接だけで準2級を受けられるんだよ」
と長女。
「だけど、受験料は同じでしょー!何回払わせんの、このあほんだらー!今度は自分の小遣いから出しなさい!」

そこで夫登場。
「そんなに責めるな。僕は彼女を理解できるよ。彼女は僕に似て、日にちの感覚に弱いんだよ」
だと!!
確かに、あなたは日にちの感覚に弱いですねえ?
「○月○日、何々があるからね」
私が言って、
「わかった」
あなたが答えても、当日が近づくと、
「そんなの覚えてない。スケジュール帳に書かれたことだけが、僕の予定。君、その約束を僕がスケジュール帳に書くところを見た?」
と、おっしゃり、私を激怒させますからね!!
最近では、予定を告げるとき、夫がパソコンのスケジュール帳に記入するまで目を離さないようになった。

そもそも。
私たちは、パリで結婚式を挙げたのだが、その数日後、マルタ島へ新婚旅行に行くことになっていて、その手筈は全て夫がととのえ、チケットも夫が持っていた。
で、今日は新婚旅行♪という日、荷物を持って、オルリー空港へ行くと、
「お客様の出発日は、明日でございます」
だと!
すごすごとパリ市内に戻り、誰にも告げずにホテルに泊まり(かっこ悪くて、こんなこと人に言えるか!)、次の日再び、出直したのだった。
新婚旅行の日にちを間違える馬鹿と結婚したのか…。私のいや~な気分を察した夫は、
「間違えたのが前日でよかったじゃないか。出発日の次の日じゃなくて、ホントよかった」
だと!
これって、フランス人特有のオプティミスム?
成田離婚ならぬ、オルリー離婚しときゃよかった!?

そんでもって、
「14歳の長女にスケジュール管理は難しいよ。僕が14歳の頃は、ママンが全部管理してたよ」
だと!
「へーえ、だから、日にちの感覚が鈍くて、新婚旅行の日を間違える馬鹿男になったんだ?」
と、思いっきり嫌味のストレートパンチを食らわしても、
「あはは、そうかもね」
むかつくー!!!どこまで鈍いの?

そんでもって、馬鹿男のDNAを受け継いでいる長女に、
「今度の英検はいつなのよ?」
と尋ねたら、
「6月。でも、準2級飛ばして、頑張って2級受ける」
と、おっしゃるじゃないの!
「なんで? 準2も受かってないのに、2級なんて、どっからその発想は出てくるの? お母さんは、そんなの、はぁはぁ、絶対に、はぁはぁ、許さないからね!」
(このオプティミスムも父親譲りに間違いない!)

そして、母の見舞いに出かける夫に、
「お母さんにこの話はしないでよね!?」
と、念を押したら、
「あ、そう?僕たちの家族のエピソードのひとつとして、話そうかと思ってた」
だと!
「だめー!!お母さんはぁ、心配性なんだからぁ、はぁはぁ、特に今は、ネガティブな話題はぁ、避けてちょうだいっ!!!」

風邪、思い切りぶり返しそう。

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