日本の母の受難 弁当編
2009年3月13日 ひとりごち コメント (2)昨日お弁当箱を買ったわけだが。
それは、今週の土曜に参加するワークショップに持って行くお弁当のためで。
今のところ、長女も次女も、学校では基本的に給食を食べている。
しかし、長女が来年、高等部へ上がると給食がなくなるので、お弁当を持って行かなければならない。
誰が作るって?
もしかして、あたし?
だとしたら、朝7時に家を出る長女にお弁当を持たせるために、私は6時に起きなきゃならない!
現在、長女に関しては、完全放置の状態。彼女は一人で起きて、朝食を食べて、私がよろよろと起きる出す頃に、
「行って来まーす!」
と、すがすがしく出かける。
ちょびっとは後ろめたい私が、
「ごめんね、朝起きてあげなくて…」
と、謝ったら、
「いーの、いーの。私は、朝、一人で、誰にも邪魔されないで、朝ごはんを食べる時間が好きだから! 熱い紅茶を飲んで、音楽を聴いて… 。一日のうちで、一番好きかも!」
と、おっしゃるので、ほっと(薄い)胸を撫で下ろして、正々堂々と放置。
しかし、最近は、来年からのお弁当問題が浮上して…。
私は、お弁当作るのも好きじゃないが、それよりも何よりも、早起きが嫌なのー!
「お母さん、早起きしてお弁当作ると、一回につき、3日寿命が縮まりそう…」
と、弱音を吐いたら、長女が、
「じゃあ、あたしが作る」
と、おっしゃるではないか。
「えっ、ほんとに?」
というわけで、先週、テスト明けの午前授業・よって給食なし・でも午後に部活有り・という2日間、長女は試しに自分でお弁当を作った。
私がよろよろと7時に起きて台所に入ると、
「見て見て~おいしそうでしょ?」
と、なんだか彩り鮮やかなおかずを見せてくれた。え、えらい。
だけどだけど。
長女の好意に甘えてはいけないという、母心だって当然ある。
高等部へ上がったら、大学受験を目指して、勉強はハードになるだろう。
これで希望している大学に落ちたら、
「あたしが弁当作らなかったせい?」
と、私、後悔しちゃいそーじゃない?
だから、やっぱり、私が作るべきなのよね?
しかしだよ?
日本の、お母さんがお弁当を作って子供に持たせる習慣は、どうやって生まれたんだろう?
フランスで暮らしていた頃に長女が通っていた、幼稚園から高校まである大きな学校には立派な食堂があって、幼稚園児から高校生まで、前菜+メイン+デザートという豪華な昼食を毎日そこで食べていたんだけどなぁ(第一フランスには、弁当箱なんてもの存在しないもん)。
お母さんだって、忙しかったり、疲れていたり、具合が悪かったり、いろいろ事情もあるのにね?
家庭での食事なら、出前を取るとか、外に食べに行くとか、他に選択肢はあるけど、お弁当に関しては選択肢がなくて。
この義務感が、強迫観念となって私を苦しめるわけで。
いつでも弁当のこと考えてなきゃならない、束縛感に苛まれるわけで。
長女が小学校6年生のとき、私は一人の男子の夏休みの自由研究に大変感動した。
その子のお母さんは病気だった。
だから、学童へ通う1年生の妹のために、彼が毎朝お弁当を作って、その写真が彼の自由研究だったのだ。
なんて、素晴らしい男の子なんだろう!!
娘よ、嫁に行くなら、彼のところへ!!
だけど、まだ小学生の男の子をそこまで追い込む、この状況ってどうなの?
それは、今週の土曜に参加するワークショップに持って行くお弁当のためで。
今のところ、長女も次女も、学校では基本的に給食を食べている。
しかし、長女が来年、高等部へ上がると給食がなくなるので、お弁当を持って行かなければならない。
誰が作るって?
もしかして、あたし?
だとしたら、朝7時に家を出る長女にお弁当を持たせるために、私は6時に起きなきゃならない!
現在、長女に関しては、完全放置の状態。彼女は一人で起きて、朝食を食べて、私がよろよろと起きる出す頃に、
「行って来まーす!」
と、すがすがしく出かける。
ちょびっとは後ろめたい私が、
「ごめんね、朝起きてあげなくて…」
と、謝ったら、
「いーの、いーの。私は、朝、一人で、誰にも邪魔されないで、朝ごはんを食べる時間が好きだから! 熱い紅茶を飲んで、音楽を聴いて… 。一日のうちで、一番好きかも!」
と、おっしゃるので、ほっと(薄い)胸を撫で下ろして、正々堂々と放置。
しかし、最近は、来年からのお弁当問題が浮上して…。
私は、お弁当作るのも好きじゃないが、それよりも何よりも、早起きが嫌なのー!
「お母さん、早起きしてお弁当作ると、一回につき、3日寿命が縮まりそう…」
と、弱音を吐いたら、長女が、
「じゃあ、あたしが作る」
と、おっしゃるではないか。
「えっ、ほんとに?」
というわけで、先週、テスト明けの午前授業・よって給食なし・でも午後に部活有り・という2日間、長女は試しに自分でお弁当を作った。
私がよろよろと7時に起きて台所に入ると、
「見て見て~おいしそうでしょ?」
と、なんだか彩り鮮やかなおかずを見せてくれた。え、えらい。
だけどだけど。
長女の好意に甘えてはいけないという、母心だって当然ある。
高等部へ上がったら、大学受験を目指して、勉強はハードになるだろう。
これで希望している大学に落ちたら、
「あたしが弁当作らなかったせい?」
と、私、後悔しちゃいそーじゃない?
だから、やっぱり、私が作るべきなのよね?
しかしだよ?
日本の、お母さんがお弁当を作って子供に持たせる習慣は、どうやって生まれたんだろう?
フランスで暮らしていた頃に長女が通っていた、幼稚園から高校まである大きな学校には立派な食堂があって、幼稚園児から高校生まで、前菜+メイン+デザートという豪華な昼食を毎日そこで食べていたんだけどなぁ(第一フランスには、弁当箱なんてもの存在しないもん)。
お母さんだって、忙しかったり、疲れていたり、具合が悪かったり、いろいろ事情もあるのにね?
家庭での食事なら、出前を取るとか、外に食べに行くとか、他に選択肢はあるけど、お弁当に関しては選択肢がなくて。
この義務感が、強迫観念となって私を苦しめるわけで。
いつでも弁当のこと考えてなきゃならない、束縛感に苛まれるわけで。
長女が小学校6年生のとき、私は一人の男子の夏休みの自由研究に大変感動した。
その子のお母さんは病気だった。
だから、学童へ通う1年生の妹のために、彼が毎朝お弁当を作って、その写真が彼の自由研究だったのだ。
なんて、素晴らしい男の子なんだろう!!
娘よ、嫁に行くなら、彼のところへ!!
だけど、まだ小学生の男の子をそこまで追い込む、この状況ってどうなの?
コメント
中途半端に、週に1回お弁当なんてよりも毎日の事だったら逆に、夕ご飯のおかずを毎日チン!できる紙カップに2個くらい詰めて冷凍(もしくはチルド)で保存すれば・・・ほら!毎日おかずのストックがコンスタントに出来るじゃない!
私も“早起きしたくないオカアサン”なのですが、正直言って、“朝早くに作って冷まして持たせた弁当”と“前夜に作って冷めた弁当”の区別がつきません。
冷たい状態で食べるのならば一緒だと思うし、暖かく(保温弁当箱使用)食べるにしても朝チン!すればいいだけじゃん?
“子供のために早起きをする良いオカアサン”のイメージがあるからみんな無理して早起きして弁当を作るのだろうな。
実にくだらん。
わたしの愚痴に付き合ってくださってありがとう。
ウラン弾さんのアドバイス、参考にさせてもらいます。
そして何より!
私は、ウラン弾家で華麗に燻されているお肉を買いにゆきたいです。