次女と花見

2009年4月3日 日常
次女と花見
春休み最後の平日。
午後、近くの美容院で次女は髪を切った。
そこは、男性(次女によればイケメン、私に言わせると若作りのオヤジ)が一人でやっている小さな美容院。彼のところに赤ちゃんが生まれてから、子供の髪も切りたいと思うようになったそうで、小学生は1750円で切ってもらえる。もちろん、相手が子供でも、カットをする目つきは、怖いくらい真剣そのもの。小さなお客さんが、いかに可愛くなるかに、心を尽くす。プロフェッショナル!


髪のすっきりした次女とスーパーで買い物をして、その足でお花見をした。
緑道沿いの桜は満開で、長く伸びた枝にふさふさと、もりもりと、これでもか、これでもかと花を咲かせ、じーっと見ていると、頭がくらくらする。

ベンチに座って、おやつを食べていたら、以前、小学校の委員会で一緒になったことのある、顔見知りのお母さんが、お嬢さんと犬を連れて歩いてきた。
「こんにちは!花がきれいですね!」
お互いにあいさつすると、そこの犬が、アンパンを食べている次女が気になるようで、飛び付こうとした。
「だめよ~」
と、お嬢さんが止めた。
そのとき私が始めてお会いしたそのお嬢さんには、話し方に特徴があった。

PTAの活動では、お母さん同士が知り合いになることはあっても、それぞれのお子さんに会うことはない。
だから、私は彼女のお子さんに障害があることは知らなかった。

お二人が犬を交えてお互いを写真に取りっこしていたので、
「3人(ホントはふたりと一匹なんだけど)、一緒のところを撮りましょうか?」
と、提案したら、ぜひ!と、おっしゃられたので、気合を入れて、3人と桜を撮った。すると、
「すごくうまく撮れてるわ!嬉しい!ありがとうございます!」
こっちが恐縮するくらい感謝してくださった。そして、
「新学期から一年、また、よろしくお願いします」
と、とろけるようにチャーミングな笑顔でおっしゃった。

彼女たちが去る後姿を見て、次女が、アンパンを頬張りながら、
「あの子は、今度、6年生」
と言った。
そして、「桜の花がすごくよく見える場所を探しに行く」とスキップして、
「こっちこっち」
と呼ぶので、そこへ行って並んで見上げると、間近に大きな花びらがあり、そして次の枝から次の枝へと重なり合うようにあり花びらがあり、視界が桜で埋め尽くされた。右を見ても左を見ても、桜。まるで、桜が覆いかぶさってくるようだった。

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