国際結婚について、個人的なことを、あらためて考えてみると。

個人の力では太刀打ちできない、国家の力に運命が左右される可能性があることを忘れてはならないと思う。
今は平和な日仏関係だけれど、つい何十年か前(1951年のサンフランシスコ講和条約)まで戦争状態にあったわけだし、この先何十年か後に何かが起きても不思議ではない。

フランスは圧倒的な軍事力を持っている。2001年までは徴兵制がしかれ、18~22歳の男性には1~2年の兵役が義務付けられていた。成人男性の多くが武器を扱えるなんて、日本では考えられないこと。それだけ「戦争」が身近にある。

絶対平和主義者の夫は、兵役代替海外企業派遣に志願して在日仏企業にやってきたが(そこでうっかり私と結婚してしまった…人生最大の過ちね…)、それをできるのはある種の学校を卒業した特権的な人々だけだ。

私のふたりの娘は現在、二つの国籍を持っているけれど、二十歳になればどちらかを選ばなければならない。今の状況から考えれば、彼女たちは日本国籍を選ぶだろう。私もそれを願う。それは、私が日本人だからではなくて、好戦的な国の一員になって欲しくないという思いがあるから。

そしてもしも将来、日本とフランスが戦争状態になったら…
夫と私たち女の子3人はお別れだね…

コメント

Mimi
2009年4月30日12:54

☆t.p.さん

いろいろ思い出させていたきました。どうもありがとう。
ちょっと、ひみつに書いてみました。
お時間がある時に、読んで頂けたらと思っています。

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