プチ里帰り

2009年5月6日 日常
プチ里帰り
母が退院して初めて、母の家を訪ねた。
12時に駅で待ち合わせをして、父も来て、5人で夢庵でお昼。

そのあと母の家に行き、私は子供たちを残して、お茶の先生の家へ。

ほぼ半年振りのお稽古だった。大きな丸盆でのお手前。
お茶は四万十川産。手付かずの自然が感じられる、素朴で深い味。

先生は、わたしだけのために、炭をおこして待っていてくださった。

お稽古のあと、先生のお母様に会う。
にこにこしながら、ご自分用の作業台で、千羽鶴を折っていらっしゃった。
小さな折り紙で、とても器用に折りあげていく。
先生は、認知症になったお母様を引き取って、定年退職したご主人とふたりでお世話している。介護保険などは使っていない。先生ご夫婦がお出かけするときは、近くに住む息子さんご夫婦や、1時間ほど離れた所に住むお姉さまがいらっしゃる。
「家族だけで世話したいの。他人の人に任せる気持ちにはなれないわ」
と、おっしゃる。
家族だけで、愛情たっぷりのお世話を始めてから、認知症の症状は格段に良くなってきたそうだ。

お母様を引き取ることを覚悟されたときに、
「母の人生の最終章を見届けたいと思っています」
というお手紙をいただいたことを思い出す。

帰り際に、京都から届いたという竹の子を三ついただく。

お稽古が終わって、母の家に戻ると、娘たちはたくさんおやつを食べて、お土産のお菓子を山ほどもらっていた。
私は、母に、竹の子のゆで方を教わり、ぬかと唐辛子をもらった。
「はじめて竹の子をゆでるのね。がんばってね!」
と、はげまされつつ…。

こうして子供たちと母の家を訪ねることができて、とても嬉しい。

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