フランスには、SOS Medecin(SOSドクター)という往診制度がある。
具合が悪くて自ら病院にいけないとき、センターに電話をかけると、30分~1時間後に一般医が診に来てくれる。
365日、24時間、利用できる制度だ。
費用は、保険でカバーできるのでほぼ無料。
マイケル・ムーアの映画で絶賛されていたので、日本での知名度もあがったのではないか?
私はフランスに暮らしていたとき、何度かこの制度を利用した。
真夜中、嘔吐下痢に苦しみ、トイレでゲロゲロしているときに来てくれたときは、ドクターが神様に思えたよ!
(このドクターは、注射をする際、消毒液を忘れていて、
「マダム、香水をお持ちですか?」
というので、イヴ・サンローランの「Paris」を出したら、それをシュッと私の腕にふりかけ、注射針を刺した。
「香水にはアルコールが入っているので、消毒効果があるんですよ」と言いつつ…。)
私たちの暮らしていたところは、クリニックの集まる市街地まで出るのに車が必要で、夫は免許を持っていないし、私が具合が悪いときには、実に助かったのだ。自分で車を運転してクリニックまで行けるんなら世話ないもんね。
この制度は、ある医師が、
「配管工は24時間、呼べばやってくるのに、医師にそれができないのはおかしい。配管より、人間の身体の方がずっと大切ではないか?」
と、考えて、作りあげたシステムだそうで、フランス人の知性と知恵と人道的な側面が遺憾なく発揮されていると思う。(そういえば、国境なき医師団も、フランス人医師たちが作り上げた組織だ)
医師不足で、医師会の力の強い日本では実現不可能だろう。
しかし、興味を持ち、やってみたいと思っている医師は少なからずいるのではないかと思う。友人の内科医Mは、もしも日本にこのシステムがあったら、ぜひともそこで働きたいと言っていたから。
具合が悪くて自ら病院にいけないとき、センターに電話をかけると、30分~1時間後に一般医が診に来てくれる。
365日、24時間、利用できる制度だ。
費用は、保険でカバーできるのでほぼ無料。
マイケル・ムーアの映画で絶賛されていたので、日本での知名度もあがったのではないか?
私はフランスに暮らしていたとき、何度かこの制度を利用した。
真夜中、嘔吐下痢に苦しみ、トイレでゲロゲロしているときに来てくれたときは、ドクターが神様に思えたよ!
(このドクターは、注射をする際、消毒液を忘れていて、
「マダム、香水をお持ちですか?」
というので、イヴ・サンローランの「Paris」を出したら、それをシュッと私の腕にふりかけ、注射針を刺した。
「香水にはアルコールが入っているので、消毒効果があるんですよ」と言いつつ…。)
私たちの暮らしていたところは、クリニックの集まる市街地まで出るのに車が必要で、夫は免許を持っていないし、私が具合が悪いときには、実に助かったのだ。自分で車を運転してクリニックまで行けるんなら世話ないもんね。
この制度は、ある医師が、
「配管工は24時間、呼べばやってくるのに、医師にそれができないのはおかしい。配管より、人間の身体の方がずっと大切ではないか?」
と、考えて、作りあげたシステムだそうで、フランス人の知性と知恵と人道的な側面が遺憾なく発揮されていると思う。(そういえば、国境なき医師団も、フランス人医師たちが作り上げた組織だ)
医師不足で、医師会の力の強い日本では実現不可能だろう。
しかし、興味を持ち、やってみたいと思っている医師は少なからずいるのではないかと思う。友人の内科医Mは、もしも日本にこのシステムがあったら、ぜひともそこで働きたいと言っていたから。
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