フランス人母の受難・通学事情編
フランス人ママ達と話していて、いつも驚かれることがある。
それは、

「日本では、小学校に入ると、子供は一人で通学をする。親は送り迎えをしない。場合によっては(私学などに進学)、一人で電車通学もする」

ということ。

彼女たちは皆、ぎょっとして、
「信じられない!!!」
と、叫ぶ。

「6歳の子供に一人で道を歩かせるなんてこと、考えられないわ!」
と。

フランスでは、小学校課程が終わるまで保護者などが送り迎えをするのが義務だ。
治安の悪さが主な理由だろうけれど、送り迎えが「常識」となっているので、それ以外のことは考えられないようだ。

私が、
「ウチの子の学校では、登校班があって、各学期の始めの何週間かはグループで登校するの。それに、登下校の時間にはいつも、危険箇所に主事さんが旗持って立っている」
と説明すると、
「素晴らしいシステムね!」
と、感嘆の声を上げる。
仕事を持つ彼女たちは、子供の下校を引き受けるベビーシッターの確保に頭を悩ませているのだ。

もちろん、習い事にも付き添わなくてはならないから、ベビーシッターに頼むか、習い事を土曜日に集中させるかしなくてはならない。

「うちの次女は、ピアノと水泳とフランス語を習っているけど、ピアノと水泳は近所だから、一人で行かせてるよ」
という私の発言には、
「日本って、よっぽど平和なのね~」
彼女たちの開いた口はふさがらない感じ。

まあ、いろいろな事件はあるにせよ、やはり日本は他国と比較すると断然治安が良いのだ。



ところで、昨日、フランス語教室へも一人で行けることになった次女だけれど…
まだ、当分の間、私は彼女に付き添うだろう。
だって、それは、私達の、親密で、大切で、気持ちのよい時間だから。

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