「はじめのことば」を、4人で言った。
次女は、緊張していたけれど、きちんと役目を果たした。


演出に苦心が感じられる劇だった。。
2クラス、70名近い子どもに不公平感を与えないように、同じ量のせりふ、歌、動きを割り当てている。
同じ役が、場面ごとに、演じる子どもが違うので、そこのところを把握していないと、「???」な内容になってしまうのだが、衣装や小物を工夫して、同一人物であると強調していた。
主役の花形はいない。全員が主役というわけ。
先生も大変である。


さて。
日本の学校の、運動会や学芸会って、考え方によっては、素晴らしい取り組みなのではないか。
スポーツに長けていなくても、運動会という晴れのイベントが用意されている。
歌や演技がうまくなくても、学芸会の舞台に上がり、大勢のお客さんの前で、歌ったり、演じたりする。
そして、それらの行事を、家族が揃って応援する。

こういう方法で行事を教育に組み込んでいる国は、他にもあるのだろうか?
少なくとも、フランスの学校にはなかった。
得意なスポーツを競う場はある。演劇を学ぶ子どもたちが発表する機会はある。
しかし学校で、こんな風に全ての子どもにスポットライトが当てられることはない。


日本の教育全体は決して平等ではないが、今日、舞台の上で平等に光に照らされている子どもたちを見て、この子達は、そう悪くない子ども時代を送っていると思った。

(ちなみに、次女が「はじめのことば」に選ばれたのも、じゃんけんの結果。あくまで平等なのだ!)

コメント

アミ
2009年11月14日17:50

昔、次男坊が幼稚園の「卒園式」で答辞を述べました。
これも、願書の先着順。(笑)
入学の時は、卒業式に影響があるなんて、並んだ親は、考えもしませんでした。
公平といや公平。(笑)
今も昔も、変わりませんね!

メロンパンナ
2009年11月15日22:33

アミさま

公平とか、平等とかって、難しい概念ですよね。

でも、形なりにも大人が配慮してあげられるのは小学校までなので、平等に与えられた役割を本人なりに楽しんでくれれば、それで良いかなぁと、思っています。

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