夕飯を食べながら、谷川俊太郎の話をした。
長女は「二十億光年の孤独」が好きだ。
昨日の新聞にインタビューが載っていたね、読んだ?
と、たずねると、読んでいないと言う。そして、
「お母さん、読んで」と。

そこで、新聞のほぼ一ページを占める、谷川俊太郎のインタビューを音読してやった。

すると、
「ありがと。贅沢なディナータイムだと思いながら、鍋食べたよ」
(今日の夕飯はたらちり鍋)と、お礼を言われた。
次女にはまだ寝る前に読み聞かせをするけれど、長女に何かを声に出して読んでやることはない。
もっともっと長女をかまってあげよう。

そして、高村光太郎の話をした。
国語の授業で、長女が高村光太郎の詩を読んだら、
「あなたは演劇部だから、抑揚をつけたくなる気持ちはわかるけれど、こういう詩は淡々と読むほうが、良さがわかるのです」
と、教師に言われたとのこと。
私は、正直、高村光太郎の詩は好きじゃないけれど、高村智恵子のちぎり絵は、非常に好きだ!センスがぶっちぎりでイイ!と、絶賛した。


その間、会話に入れない次女はむくれていたが、
「お母さん、私、地雷を取り除く機械を発明した人の話をテレビで見たよ」
と、私の気を引く話題で、私を振り向かせた。

子どもたちとご飯を食べるのは、楽しい。

コメント

アミ
2009年11月28日7:33

★t.p.さん!

上のお嬢ちゃんのお気持ち、ちょっと分かります。
私も、NHKのプロのアナウンサーや声優さんに朗読を習いました。
そしたら、今の【対面朗読】では、表現方法がきつ過ぎると言われました。
今の、私なりの朗読方法を身に着けるまで、時間はかかりました。
大丈夫! お嬢さんなら出来ます。 頑張ってください。

メロンパンナ
2009年11月29日23:00

アミさま

アドバイスありがとうございます。
読み手が感情移入してしまうと、聴き手の中にすっと文章が入っていかないようですね。
長女も、そのあたりのバランスを探っている最中です。

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