午前授業で帰宅したエネが、びしょびしょ泣いていた。
数学のテストを返され、予想外に点数が悪かったから!

で、気分を変えようと、以前録画しておいたサンデル教授の授業を見た。

非常に、アメリカ人らしいと思った。
なんでもお金にまつわる話になる。
それが「わかりやすいから」なのかもしれないけれど、
お金に例えなきゃ分かりにくい思考がアメリカ人なのだ。

それから、忠誠心という言葉の定義が妙だった。
「殺人を犯した弟の居場所を警察に教えること」が
「(弟に対する)忠誠心がないこと」だという設定で、話が始まったのだ。
殺人を犯した弟を、司法の手にゆだねて、正当な裁きを受けさせるのが、
弟に対する真の忠誠心であり、愛だと思うけど?

講義の始まりと終わりの落ちは、最初から用意されたものであることが見え見えであった。(日本人の友人に、日本の学生は討論が苦手だから、君の授業はうまくいかないと言われた → 冒頭で話した日本人の友人は間違っていたね。日本の学生は素晴らしい議論をするじゃないか!世界をリードできる人々だよetc…)

安っぽいショーみたいな講義だ。
このような人と対話して自分らの意識が高まったと勘違いするとは、
なんとも情けない東大生たちである。

これからは、家族内で妙な発言をした人に、
「君の名は?」
と訊ねるのが流行りそう!
(サンデル先生は、発言者一人一人に名前を訊ね、それを最後まで覚えている。
その記憶力は称賛に値する!)




私の辛口(毒舌?)コメントに辟易したエネは、夕方、渋谷へ行って奈良美智の手帳を買ってきた。

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