我が家はラジオの電波が非常に入りにくいので(携帯電話も圏外になるし、電話の子機も、親機から離れると使えなくなる…)、日本のラジオを聴くのはあきらめていた(フランスのラジオはインターネットで聴ける)。
が、カデが基礎英語を聞くために買ったソニーのポータブルラジオレコーダーは、リビングの窓辺でかろうじて電波をキャッチしてくれる(20番組を予約録音できるこのラジオは、いろいろな機能があって、なかなかのすぐれ物だ)。
ので、ふと思い立って私は、つねづね聞きたいなあと思っていた「きたやまおさむのレクチャー&ミュージック」という精神分析音楽番組を毎週録音するようになった。録音してあれば、好きな時間と場所で聴けるので、便利である。

今日は、こないだの月曜の放送を、台所の掃除をしながら聴いた。
きたやまさんは、「甘えの構造」をレクチャーしながら、U2の曲をガンガン流した。
わたしはU2が好きではないのだが、「甘え」というキーワードに絡めて聴くと、なかなか興味深いのだった(U2のライヴに行くイギリスの若者は、「甘え」る環境にいない、とかね)。

1時間、脳と耳を使いながらせっせと体を動かしたら、台所はピカピカになった。

プレイリスト
「New Year’s Day」 (U2)
「Pride (In The Name Of Love)」 (U2)
「I Still Haven’t Found What I’m Looking For」(U2)
「When Love Comes To Town」 (U2 feat. B.B. King)
「Hold Me, Thrill Me, Kiss Me, Kill Me」(U2)
「Vertigo」 (U2)
「海」 (杉田二郎)

コメント

Mimi
2011年10月22日6:50

メロンパンナさん

『「甘え」の構造』、とても懐かしくて、うれしくなってしまいました。日本では今でも語られているんですね。
70年代ロンドンで、日本人のことを知りたがっている英国人の友人数人に英語版を薦めて、いろいろと語り合った思い出があります。(若き日の思い出♪ 笑)
英語版は『The Anatomy of Dependence』。仏訳も出ているのかしら?

メロンパンナ
2011年10月22日23:02

Mimiさま

フランス語版は『L’anatomie de la dépendance』ですので、英語と同じですね。
でも、きたやま氏のレクチャーによると、dependenceだと「依存」になってしまい、「甘え」とは意味合いが違うので、海外の専門家たちは現在、日本語のまま「amae」という単語を使っているそうです。

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索