Radiohead /IN RAINBOWS

2008年5月11日 音楽
何しろ、Radioheadです。

これは、本当に。
美しいの。深い湖の類の静けさが前提にあって。
完成度が高く。
音が、魂に触れるような。
カッコイイとかそういうの、超えてる。

でもね。
聴いているときは、音の世界に身も心も奪われるんだけど、聴き終わると、あっさり何も無くなる。
おかしいね、さっきまでの高揚感が、体から、跡形も無くなるんだよ?

研ぎ澄まされすぎたゆえの現象?
私の体質には、もっと青臭いのがグッと来るんだろうね?
High and Dry みたいな。
でも、いまさら、The Bends を求めたって仕方ねえ。
成熟した彼らを祝福するということで。

本日。
午前、渋谷で太極拳。
その後、もろもろ買い物。
そして、TSUTAYAの半額クーポンを使って、DVD借りまくった。
(おフレンチムービーばかりよ)

次女は、ゴスペル&パーカッション(何なんだ?)のワークショップへ行ったとさ。
午前、渋谷で太極拳。

午後、新宿で、Kijimaのライヴ + ワークショップ。
客もそれぞれリズム楽器を持って、演奏に参加する。
壮ちゃんの指揮に合わせて、2つのパートに分かれて、リズムを奏でる。

4拍子、2拍子、8拍子。

ひじょーに、楽しかった。

長女は、コンガやボンゴやタブラの実物にはじめて触れた。
シタール奏者とも話をしたとか。
そして、壮ちゃんにピアノを教えてもらえることになった。
中学・高校時代、ぞっこんだった。音楽も、詩も、政治的信条も、全てカッコよかった。
来日公演で生の演奏を聴けたのは、今考えても、人生最大のエクスタシーだった。

だから。
ミック・ジョーンズ脱退以降は、もう聞くのをやめた。聞くことができなくなった。最高だったものを、そのまま自分の中に、留めておきたかった。

それなのに。
日産がCMで、I Fought the Law を垂れ流してくれたおかげで、私は、ジョーの歌声を日常的に聞くハメになってしまった!畜生!(テレビから流れるのを始めて聞いたときは、マジ自分の耳・脳みそを疑ったよ?)(しかも、歌詞の内容は、「俺は法と戦った。そして(俺は負け)法が勝ったのさ」だよ?いいんかね?日産?)

しかしながら。だからといって、防波堤は一気に決壊せず、なるべくテレビとの接触を避け、街で流れていても、耳を塞いだ。

でもね。
私のUKロック好きをご存知の人々から、カフェやバーのUKイベントでDJとして誘われたとき、とうとう、防波堤は決壊してしまった。だって、(White Man) in Hammersmith Palais をかけない訳に、いかないじゃあないか!オープニングには、This Is Radio Clash の映像を流したいじゃあないか!ああ、もう、いいんだ、ジョーも死んじゃったし!!

今の私の携帯の電話は、着信電話がLondon Calling、着信メールがTommy Gun。天国(?)から、毎日ご苦労さん、ジョー。

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